境内のご案内
❶旧祇王寺祇女桜
現在は切株となった樹齢150年の桜の木。現存していた頃は舞い散る桜の花びらが苔庭に美しい小紋模様を描いたといわれています。
❷青もみじ
秋になると紅く染まって、苔庭に真っ赤なじゅうたんを織り成す青もみじ。奥嵯峨の一足早い秋の訪れを味わうことができます。
❸苔庭
参道を歩くと、中央に美しく苔に覆われた苔庭が見えます。また、苔庭の周りには山野草が咲き、四季折々の花が楽しめます。
❹参道から見える竹林
さらに参道を奥へと進むと見えてくる竹林。風にそよぐ竹の葉の、さらさらとした音と澄み切った空気が身も心もすがすがしくしてくれます。
❺苔
祇王寺には多種多様な苔があり、一つ一つの違いを見るのも、また楽しみの一つです。苔棚には代表的な苔について紹介しています。
❻歌碑
『平家物語』に書かれている、祇王が清盛のもとを去る時に、屋敷の襖に書き付けたとされる歌、
「萌え出づるも 枯るるも同じ 野辺の草 いづれか秋に あはではつべき」
が刻まれた歌碑です。
❼つくばい
清らかな自然の山水によって多くの参拝者を和ませています。
❽草庵
ひっそりと佇む、かやぶき屋根の草庵。中には祇王、祇女、刀自、仏御前ら5人の木像が安置されている仏間があり、吉野窓から外の景色を眺めることができます。
❾仏間
仏壇には、本尊大日如来、平清盛、祇王、祇女、母刀自、仏御前の木像が安置されています。
仏像
祇王、祇女の像は鎌倉末期の作で、その時代に特徴的な手法であった水晶(玉眼)の眼が印象的です。
※草庵内の仏像の撮影は、ご遠慮ください。
❿吉野窓
草庵の控えの間にある大きな丸窓を吉野窓と言い、境内の緑葉を通って差し込む日差しが障子に色とりどりの色彩を映し出すことから「虹の窓」と称しています。
⓫水琴窟
草庵の入り口にある水琴窟。
涼しげな音が緑の中に溶け込み、旅の疲れを癒します。
⓬宝篋印塔
正面向かって左の宝篋印塔が祇王、祇女、刀自の墓。右の五輪塔は平清盛の供養塔で、いずれも鎌倉時代に作られたものです。
⓭祇王寺祇女桜
新しくギャラリー入口に植えられた桜の木。まだ若々しい青葉が目に美しく、春にはかわいらしい小さな花が一輪二輪と咲きます。
⓮ギャラリー祇王寺
古くから日本の文化・芸術を育んできた京都。現在でもその伝統を守りつつ、新たなものが生み出されています。そんな創作活動に携わる多くの芸術家・作家・職人・そして美大芸大生の方々の発表の場としてご利用いただきたく、当ギャラリーを提供いたします。